グローバル社会において、英語は世界標準語になっています。子どもが小さいうちから英語学習をするのは当たり前の時代になりました。教室に通うのもいいですが、おうちで英語の環境を整えてあげると、時間もたくさん取れて、より効果的に習得しやすくなります。
今回は、おうちで英語を楽しく学べる子ども英語教材の内容や費用などを含めて紹介していきます。
英語教材を購入したいけれど、何にしようか迷っている方や、英語教育の導入をどう始めたら良いかわからない方は参考にしてください。
目次
おうちで英語教材のメリット・デメリット(英会話教室などに通う場合と比較)
おうちで英語教材のメリット
おうちで英語教材を使うと、英語と触れる時間が格段に長くなるところが最大のメリットです。
英語を習得するのには一定の時間が必要だといいます。何時間くらい必要だと思いますか?それは、2200時間です。「え、そんなにたくさん?無理だわ、、、」そう思われるかもしれませんが、大丈夫。お家で英語を取り入れたら、あっという間に達成できます。
例えば、お母さんと一緒に30分英語に触れて、家事の間30分見せて(子供が集中していなくてもOK)、音声を適当にかけ流したら、、、かけ流すだけなので、別に1時間でも2時間でもつけっぱなしにしておけば良いのです。
かけ流している間は、お子さんは他の好きな遊びをしていてOKです。
そうすると最大1日3時間英語に触れたことになります。なんと1年で軽く1000時間超えたことになります。
何かの用事で出来ないこともあります。だから大体年間800時間するとして、3年あれば十分2200時間達成することが可能なのです。
もし、英会話教室に通ったら、そんなに毎日英語に触れることはありません。自宅で宿題をしたとしても、年間150時間学習すれば良い方でしょう。2200時間達成するのに14年以上もかかってしまいます。
おうちで英語教材のデメリット
一方で、おうちで英語教材をする時に、デメリットもあります。それは、保護者にかかる負担が大きいということです。
英会話教室に通う場合、お子さんは先生や運営会社が考えたカリキュラムに従って、英語力を付けていけます。保護者が必要なのは、送迎と家でする宿題くらいのものです。「今日は楽しかったね、また行きたいね」と平和的な会話で済みます。
おうちで学ぶ英語教材にもカリキュラムはあるのですが、主導権を握るのはやはりお父さんやお母さんです。「今日はこれを見せよう。次はあれ、そうしたら1ヶ月でここまでできるな。」などと、考えないといけないですね。保護者が教材を出してこなかったら、どうしても英語学習から遠のいてしまいます。
ただし、手間はかかりますが、お子さんのためです。財産になるのです。子供はあっという間に大きくなり、親の手を離れます。小さいうちに、寄り添ってあげてもいいかなと思うのです。
子ども英語教材の選び方
一口に英語教材といってもたくさんの種類があり、それぞれ特徴があります。そのため、我が子にはどれが合うかな、と迷われることも多いと思います。
そこで、いくつか英語教材を選んで、ていねいに説明していきたいと思います。
値段で決めない
教材を選ぶにあたって、気を付けたいことがあります。それは値段だけで決めてしまうことです。
「高すぎる!」と感じたら中古品から試してみるのも一つの手です。もちろん、気に入った教材がお手頃価格だったということもあるでしょう。
「気に入った」教材、「これが良いと思った」教材が一番です。
教材紹介
子ども向け英語教材をいくつか紹介していきます。購入を考えておられる方の参考になればうれしいです。
ディズニー英語システム
子供英語学習教材のトップといえば、ディズニー英語システムでしょう。子育て情報誌やCMなどでよく見かけるディズニーのキャラクター達と一緒に楽しく英語を学んでいく教材です。教材は英語のみで日本語は含まれません。
非常に手の込んだ教材になっていて、一つの文の型が、何度も繰り返し出てきます。歌にも、その他教材にも同じセリフが出てくるので、脳にインプットされやすくなっています。
ただし、教材の価格が高いことでも有名です。確かに、フルセットで購入すると981,200円もします(ローン払い有り)。
この教材は0歳から12歳まで対応可能なので、12年使ったとすると1ヶ月あたり6,814円になり、兄弟が2人以上いるご家庭だと1人あたりにかかるお値段は更に安くなります。
また、フルセットのなかで、無くてもなんとかなるなという教材もあるので、ミッキーパッケージというセットにすれば717,200円になり、同様に1ヶ月換算すると、4,981円に抑えることができます。
どちらにしても高額であることは間違い無いです。ただ、本気でガッツリ英語に触れさせたければこれは安心できる教材です。
実際15歳以上になっても十分使えるレベルで、高校卒業程度の文法が含まれているので、中学生になってから使い始めて最後まで利用できたというケースもあります。
また、有料にはなりますがクラブ会員になると様々な特典を受け取れます。
週に1回ネイティブと電話で会話できたり、破損した教材を無料交換してもらえたりします。また最後まで教材を使い切れるように、課題を提出していくCAPというプログラムを受けることができます。
有料ですが、宿泊キャンプや日帰りイベントもあります。
毎月会費を一家庭につき3,410円(税込)支払う必要がありますが、サポート体制はバッチリです。
会員になると、保護者の負担はかなり軽くなりますね。
ワールドワイドキッズ
ワールドワイドキッズは、ベネッセが手掛ける赤ちゃんから小学低学年までを対象にした英語教材です。
カラフルな教材やおもちゃやかわいいキャラクターはお子さんだけでなくママの心もつかむほど素敵です。
ディズニー英語システムと比べると、対象年齢が狭まりますが、その分価格も抑え気味で、中学レベル程度までを含んだ教材になっています。
教材のスタート部分はかなり敷居が低めで簡単になっています。
良いところは、フォニックスという音声学で単語を読む訓練ができるというところです。単語カードもたくさん付いて来ます。
価格は、0歳児から始めるセットが285,560円で、1歳以降から始めると249,480円です。0歳から8歳まで8年間利用したと考えると、1ヶ月あたり2,975円とかなりお買い得になっています。
また、お子様の年齢が小学2年生まで会員でいられます。無料で教材と連動したネイティブによる動画を公開しており、有料ですが、英会話オンラインレッスンやフォニックスのワークショップもあります。
miraico
英語を習わせたいけれど、実際のところ経済的な問題やどう始めたら良いかわからず、何もできていない家庭が多いことから、英語学習への敷居を下げようと5年もかけて開発されたのがmiraicoです。
子どもが自主的に学べ、比較的低価格で高い品質を持つ教材を、という思いが込められています。
子どもの目を引くカラフルで可愛いキャラクターと、繰り返し出てくるフレーズで英語の導入に使えばいいかなと思います。
0歳から8歳までを対象としており、フォニックスの文字学習も含まれています。教材はDVD、CD、オンラインコンテンツのみで、その分価格も抑え目で58,600円になっています。お支払いしやすい9,766円の6回払いの月賦制度もあります。
8年間利用すると、月当たりわずか610円です。これはほぼファーストフード1食分と同じくらい安いです!!
経済的になかなか英語まで手が回らない、という方にはおすすめの教材となっています。
りすぴこ
りすぴこは、English Journal(イングリッシュジャーナル)という英語学習の月刊誌や、大人の英語通信教育で有名なアルク社が出している、専用アプリとぬいぐるみで学ぶ英語学習教材です。
ぬいぐるみはアプリと連動しており、英語をしゃべる機能があり、今ドキの教材だなと感心させられます。英語初心者はOrange(オレンジ)コースから初めて、次にBlue(ブルー)コースに進みます。対象年齢は3歳から6歳までと短くなっております。
2年間で350単語と、あまり多くないのと、毎月少しずつレッスンが追加される形で、1年で1コースが揃うので、ゆっくり少しずつ英語を始めたい方向けのコースです。
価格は月払い制度で、Orangeコースは2,178円、Blueコースは2,398円です。
初回にスターターセットとして5,000円ほどかかりますが、7日間無料体験ができます。
なお、このアプリはiPadかiPhoneでしか使えませんのでご注意ください。
楽天ABCマウス
楽天ABCマウスは、アメリカでとても人気のオンライン英会話教材です。
アメリカで人気って、英語が元々できる子どもが使うのなら、レベルが高いのでは?と思われるかもしれませんが、最初は簡単なレベルになっているので、ご安心ください。
5,000以上の歌・本・ゲームなどのアクティビティや動画で楽しく学んだら、アプリ内で遊べるゲームチケットがもらえるので、お子さんはハマること間違い無しです。
発音チェックコーナーもあり、英語特有の正しい音が身につきます。対象年齢は11歳まで。
料金は、月払いと年払いがあり、月払いは1,980円で、年払いは14,800円(月あたり1,233円)と、かなり始めやすい価格となっています。2週間の無料体験がありますので、一度試してみるといいですね。
セブンプラスバイリンガル
右脳教育でお馴染みの七田式の子供用英語教材です。英語と日本語が両方書かれているテキストとタッチペン、イラスト集、録音用シール、ぬり絵、かけ流しCDが付いています。
何度も繰り返し聞くことで、スムーズに文単位で英語を覚えられるところがとても良いです。
覚えた文章を録音する機能がついたシールを貼る世界地図ボードがあります。学習して覚えた文章を、タッチペンを使って録音できて、お子様も楽しみながら英語を覚えていけます。
対象年齢は3歳から小学生ですが、例えばりすぴこやmiraicoで英語導入をした後、セブンプラスバイリンガルに取り組むと効果的だと思います。
【最新学習法!】世界の七田式メソッドを取り入れた話題の英語教材!
まとめ
子ども英語教材をいくつか紹介しました。それぞれに独自の良さがあります。この教材がうちに合っているなというものを見つけて、まずは資料請求や、無料体験をして、1日でも早く英語にふれさせてあげて欲しいな、と思います。
ディズニー英語システム | ワールドワイドキッズ | miraico | りすぴこ | 楽天ABCマウス | セブンプラスバイリンガル | |
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価格 | × | × | △ | ◯ | ◯ | △ |
レベルの幅広さ | ◯ | △ | ◯ | × | △ | △ |
子供だけでできる | × | × | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
長く使えるか | ◯ | ◯ | △ | × | ◯ | △ |
教材の種類 | ◯ | ◯ | △ | × | △ | △ |